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スターク訪問看護ステーション広報室です。
わたしたちは地域で暮らすご利用者様・ご家族の皆様が住み慣れた土地で「私らしく」安心して生活できるように、訪問介護・居宅介護支援・訪問リハビリ等の訪問看護サービスを通じて様々なご支援をさせていただいております。
今回よりスターク訪問看護ステーションで定期的に行われている研修制度についてご紹介いたします。
訪問看護師の仕事内容について不安や怖さを解消するために成長できる環境づくりに取り組んでいます。
まずは「新任研修」の取り組みについて、本社研修担当者より研修の内容や目的等について詳しく話を聞くことが出来ました。
「これから訪問看護ステーションでの仕事内容に興味があるけれど未経験・初心者だから不安がある・・」という思いを持たれている方にとって求人募集では分からない、入社後のイメージをしていただけるような話もたくさんありますので、是非最後までご覧ください。
今回研修担当をしている中村さんにスターク訪問看護ステーションでの新任研修制度のことについて詳しく話を聞かせてもらいました。
中村さんは訪問看護ステーションでの教育制度について改善をしていくことが急務であると感じており、その理由を話してくれました。
訪問看護ステーションは事業所の数が年々増加しています。
それは超高齢化社会において、要介護者の増加や少子化等の原因による家族構成の変化に伴う家族の介護力の低下等複数の要因により、在宅ケアのニーズが高まったことによるものです。
しかし事業所数が増加している一方で営利目的の事業所が多く、人材不足・アルバイト雇用による経験や知識不足・教育に掛かる費用が大きいため手が回らない等が原因で、訪問看護ステーションのスタッフへの十分な教育が行き届いていないと感じていました。
実際に中村さん自身が現場に立つことで今後の訪問看護ステーションでは病院のような研修制度が無いことが弱点になってしまっているけれど、今後は需要が高まるからこそ規模の拡大と同時に病院に近い最新のエビデンスを持って訪問看護ステーションでの仕事に向き合うことが大切だと考えています。
こういった思いから、中村さんは元大学教員という経緯を活かしてスターク訪問看護ステーションでは教育制度の改革・強化に力を入れて取り組んでいます。
みなさん新任研修というとどのようなものを想像されますか?
多くは訪問看護ステーションでの仕事内容や制度の学びだと思います。
スターク訪問看護ステーションでの新任研修でも、仕事内容に関わる知識や流れなどを中心に行います。
しかし知識の習得だけではない学びや経験もスターク訪問看護ステーションの新任研修ではカリキュラムとして組み込まれています。
これから新たなチャレンジをする初心者や未経験の方にとっても実際にそれは配属後にも心強いものとして身についたという経験談も踏まえながら、研修内容についてご紹介いたします。
新任研修はスターク訪問看護ステーションへ入社した方が受ける大切な研修です。
スケジュールは9時~17時の研修を5日間、座学がメインで構成されています。
初日にはスターク訪問看護ステーションを経営している企業はどんな会社なのかということや、労務管理といったものを中心とした研修となります。
企業の取り組みについては会社勤めの方にとっては当たり前の知識かもしれませんが、これまで病院勤務の経験のみだった方にとっては初めて触れるものであることも多いようです。
病院での迎える形での看護ではなく、企業としてご利用者様を看護をしていくにあって営業活動を広げていくということは、これまでの経験とは考え方や仕事内容への取り組み方も変えていく必要があるのだと研修を受けた方は感じるそうです。
2日以降の仕事内容の研修では、訪問看護の現場での詳しい仕事内容や業務、保険制度の知識などを学びます。
病院では決められた設備や道具を使用していくことがほとんどで、患者さんによって対応が大きく変わるということはありませんが、訪問看護ではご利用者様の暮らしている環境の中で対応していくことが不可欠です。
そのために幅広い知識と経験がご利用者やそのご家族の皆様の生活への提案となることはもちろん、スキルアップとなり自信にも繋がって行くことが感じられるように、実際の訪問時の対応などを動画なども交えつつ学んでいきます。
訪問看護未経験の方がはじめてご利用者様のお宅に入る時は緊張するものです。
病院勤務のみの経験の方はもちろん、一般的に親戚や友人以外のお宅に入る機会がこれまでにあまりなかった方も少なくないと思います。
ご訪問の際にどのように立ち振る舞えば良いのか、靴の脱ぎ方や敷居を踏んではいけないといったマナーもあまり知らない状態でさらに緊張した場面では分からなくなってしまうことも、実は訪問看護という仕事内容への不安要素のひとつでもあります。
そういった、一見小さなことに感じられる部分も新任研修では配属前にカバー出来る研修内容になっています。
実際に、スターク訪問看護ステーションで訪問看護に初心者から挑戦したスタッフの新任研修についての感想です。
「これまでは企業に所属したことがなく、経営をしていく為には売上を上げる努力が必要なこと、そのために私たちができることはどういったことのなのかを研修で教わることが出来ました。
営業活動ということを経験したことがないので、入社前に訪問看護ステーションで働く上で不安に感じていたことだったけれど、新任研修で受けた営業の説明を受けるとイメージとは違っていました。
<スターク訪問看護ステーションでの営業=ご利用者様への関わりを大切にすること>と教えていただいたときには、これなら営業未経験の私にも会社の為に出来ることがあるんだな、と思うことが出来ました。」
「研修でご利用者様にとっての訪問看護がどのような位置づけで、どんな経緯で利用することになったのかということを考える機会がありました。
この経験は私が入社前にイメージしていたスターク訪問看護ステーションの企業理念に会社全体で取り組んでいるんだなということが感じることが出来たので、頑張ろう!と思うことができました。」
新しい環境でスキルアップを目指すスタッフの気持ちに寄り添える内容になるように、短い期間の中で必要な知識の習得と挑戦する気持ちを後押し出来るように担当講師のスタッフも取り組んでいます。
新任研修はスターク訪問看護ステーションの本社にて行われていますが、それには理由があります。
配属がバラバラの新人スタッフが集合して学べるという点もありますが、もう一つには本社のスタッフと関わりを持つことができるという面にあります。
ステーション配属後でもこの研修を通して各拠点や本社に顔見知りのスタッフがいることが勤続していく上での安心感に繋がることが多いそうです。
訪問看護ステーションに限りませんが、本社・本店の人と関わりがない、何をしているのかよく分からない、拠点での悩みを話せる人がいない・・等々働いていく上でこのような疑問や問題を経験したことのある方も多いと思います。
そういった不安解消や配属先のスタッフだけでなく本社のスタッフとも心の距離をはじめに近づけることで、スターク訪問看護ステーションの一員であるという安心感や、チームワークを高めるためにも新任研修が必要と考えています。
訪問看護が初心者や未経験の方で不安やこわいという気持ちがあってなかなか踏み出せない方、これまでよりさらにスキルアップを目指すために訪問看護ステーションで働いてみたいと考えている方へ。
スターク訪問看護ステーションでは未経験や初心者という事にはとらわれず、これまでのみなさんの経験を大切にしながら、訪問看護のスタッフとしてはもちろん地域のご利用者様・ご家族の皆様にとって、スタッフひとりひとりが一緒に人生の物語を紡いでいける人になれるような教育に力を入れています。
それはただ優しい対応ができるだけでは叶いません、専門的な知識やこれからは医療依存度が高まると予測される時代の中で、科学的根拠を持つ為の学びが出来る環境も必須だと考えています。
そのためのフォローアップのために研修を充実させることを目指し、さらに日常での仕事内容も通して一緒に成長していきましょう。