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スターク訪問看護ステーション広報室です。
今回は6月から認定看護師の資格取得のため、通学をはじめた当社スタッフが体験している学校の授業や感じていることなど日々の学びの様子をご紹介します。
これまでの仕事・家事にプラスして学校での学びが増えた生活には、どのような影響があったのでしょうか?
周りの反応や自身のメンタルの変化はどのくらいあったのでしょうか?
気になる毎日の様子を深掘りしてお伝えします。
昨年末、通学前の佐野さんに認定看護師の資格取得に向けての目標や思いをインタビューし、みなさまにお伝えしました。
今回は通学が始まって約2ヶ月が経った時点で話を聞くことが出来ましたが、佐野さんは以前よりもキラキラしていました!
学校での話を聞くにつれ、そのキラキラの秘密が見えてきました。
はじめに通学から2ヶ月経った今の気持ちを聞いた際には
「この2ヶ月はあっという間でした!」
と楽しそうな笑顔で答えてくれました。
忙しい毎日を過ごしているはずの彼女は、通学前より充実していることが雰囲気からもすぐに感じられる程でした。
7月は金曜・土曜に学校へ行き、午前中に3時間、午後にも3時間の授業を受けます。
座学をして学んだことをグループワークでアウトプットするというのが一連の流れだそうです。
金曜は出勤扱いとなり、日曜日は公休、月曜日は振替で休日です。
火曜日~木曜日はこれまで通り出勤しています。
授業を受けた後は課題があるため、休日にはそれらをこなすことも必要となります。
仕事・家事・学校これらのタスクが増えても妥協を許さない佐野さんにとって、これまでの生活と比較してもハードな2ヶ月になっていると感じているようです。
それでも、学校のある金曜・土曜は自宅へ帰ると家族から「キラキラしているね」と言われることが多くなったそうです。
これは学校での学びが大変な中でも充実した気持ちが湧き出て、自然に溢れているものだと感じます。
学校に通う仲間は25人いて、住むところ・世代・仕事・立場もバラバラだそうです。
しかし、グループワークなどでの意見交換や交流を深めることで「日々成長」を体感出来ていることで、毎日が楽しい!と佐野さんは笑顔で教えてくれました。
学校生活の中で、現場で働くこととの違いを強く感じることが「アウトプット」すること「考えや経験、知識の共有」であると佐野さんは話します。
これまでの訪問看護ステーションでも、意見の交換や知識の共有などの場面は幾度となく経験してきましたが、今回学校で経験するグループワークを通じて、その重要性を改めて感じたそうです。
学びを共にする仲間のみなさんの中でも、佐野さんは現場の経験が短い方だそうです。
しかし、一つの課題に取り組むにあたって経験の長さや知識の量などは全く関係のないものとして、みんなが平等にお互いの違う意見を大切にして「みんなで成長しよう!」と一つになれていると感じられるそうです。
職場環境と異なるところは、ひとりひとりが課題を解決するためには自分の力だけでなくみんなの意見を聞くことがベストな取り組み方法であり、成長するためにも重要であることをこれまでの経験で培っているというところです。
これまでもチームワークで乗り越えてきた経験もありましたが、ここでは様々な職種や考え方をもった方々が更なる成長のために認定看護師の資格取得を目指しているということもあり、向上心や探求心がより強く感じられる環境となっているようです。
座学で学んだ知識をすぐにアウトプットできる環境も成長するためにはとても重要なカリキュラムだと感じているそうです。
訪問看護ステーションをはじめとした看護の環境において、勉強会等を実施しても知識をつけることだけで一旦は終わってしまう事がほとんどです。
得た知識や学びを新鮮なうちにアウトプットすることで、身につくスピードも経験値もより高くなります。
さらに、自分だけでは見つけられない視点からの意見や、思いつかなかった疑問を仲間と一緒に共有することでとことん課題の追求をすることができました。
この経験は学校という環境ならではの「成長」のキッカケとなっているようです。
佐野さんはスターク訪問看護ステーション入社後2年をすぎた頃に認定看護師の資格に興味を持ち始めました。
これは、毎日の業務に取り組む中で訪問看護という仕事についての考え方や、実際にご利用者様とのふれあいでの成功や失敗を経てもっと成長したいと感じる様になったことが影響しています。
認定看護師の資格取得には試験を経て6ケ月以上の教育課程を受ける必要があります。
資格取得後は業務に活かすことができるので企業にとっても重要な人材になりますが、この過程において仕事との両立の時間や費用の面で「壁」となっていることも多くなっています。
「看護師としてもっと成長したい!」という思いだけでは実現することが難しい場合もあるのです。
佐野さんにとっても、認定看護師の資格に興味があっても実現できるかという不安はありました。
しかし、勇気を出して一歩踏み出してみる会社が背中を押してくれる環境ができ、周りのスタッフ、そして家族も応援してくれるので通学することへの不安はなくなったそうです。
「まだ2ヶ月ですが、それでも通学を決めて本当に良かったと思っています!」
この充実した笑顔が、学びたい人が学べる環境を選ぶことの大切さを証明してくれています。
仕事・学校・家庭この三足の草鞋を履く佐野さんに大変なことは?と聞きました。
「授業ごとに課題が出るのですが、これまでの仕事と家庭でのタスクに加えて課題が加わったことでの時間配分が大変です。」
業務でのタスクなどのスケジュールと学校での課題のスケジュールを別々のアプリで管理していたそうですが、だんだんとやる事が増え、漏れなどのリスク回避のためにアプリをまとめて管理するようになったそうです。
このように試行錯誤を繰り返している日々で、頑張りすぎてしまう日もあるようですが、そんな時はご家族が「楽しそうだけど、頑張りすぎないでね」と声をかけてくれるそうです。
多くのタスクをこなす日々はきっと時間に追われて目まぐるしくなりますが、それでも佐野さんは「楽しさ」を感じながらタスクをこなすことが出来ているそうです。
自宅で課題をしている時でも、学校の仲間25人とはグループLINEで繋がっているそうです。
そこでも分からないことや新しい意見を共有することが出来るので、学校に行っていない時間も支えあって成長していると感じられるそうです。
「課題に向き合う先輩方の姿勢が本当に刺激になっています。」
「認定看護師の資格取得という同じ目標を持つ仲間との縁は、かけがえのないものになっています。」
知識や経験だけでなく、メンタル面での成長も大変な日々を過ごす佐野さんの大きな力になっているようです。
通学前は「不安」が大きかった佐野さんですが、確実に自分の成長を感じている様子は自信にも繋がりイキイキとしていました。
それは職場では「ここ、学校で学んだことを活かせそうだな」と業務としてこれまでになかった発見や変化となり、学校では「訪問看護ステーションでの経験を仲間と共有する」ことでお互いの刺激へと貢献しています。
普段できない経験は苦労もある分、得られるものも大きいものとなっています。
佐野さんに今後のビジョンや資格取得の通学についての率直な気持ちを聞きました。
「地域包括の大切さを学校では強く教えていただいています。
これまでもなんとなく大切だということは感じていましたが、体系的に学ぶことでその本質を体感することが出来たので、今後の自分の活動に活かしていこうと思っています。
まだまだ学校生活は続くので、不安もありますが一層得られるものがあると期待の方が上回っています。
認定看護師の資格取得に興味がある方には、学びたい時に学ぶ大切さを伝えていきたいと思えています!」
忙しい日々でも周りのサポートや仲間との交流で、以前より輝いている佐野さんはまだまだ成長真っ只中です。
この経験が未来の訪問看護ステーションでの仕事へ還元して大活躍しているビジョンが見えてきそうですね。
スターク訪問看護ステーションでは若い世代にも看護の仕事に興味を持って知ってほしい!
その想いを共に育みながら、成長できる環境を構築していくことで一緒に社会への還元を目指していきます。