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2023.03.16 本社

認定看護師の取得に働きながら挑戦

今回は認定看護師の資格取得を目指すスタッフについてご紹介します。
専門知識が必要な看護の現場は、日々高度化しています。
認定看護師とは、看護を受ける人々にとって適切で、高い水準の看護を行うためにこれまで以上の知識や経験を持ち実践できる人材を、認定看護分野ごとに日本看護協会によって認定された看護師です。
病院をはじめ、クリニックや訪問看護ステーション、介護保険施設等で活躍しています。
近年でも感染管理や緩和ケア・クリティカルケア等、細分化された分野の認定資格も新たに追加され、超高齢化社会や様々な社会情勢にも対応できる知識と技術の認定資格も広がっています。

認定看護師の取得者はご利用者様やご家族へ質の高いケアを行えるという実践はもちろん、同じステーションで働くスタッフの指導や仕事上の相談などを行うことで、訪問看護ステーションの運営において重要な役割となることが多く、今後の看護の現場には大きな変化をもたらす存在となることが期待されます。
そんな認定看護師の取得に挑戦する佐野さんに話を聞くことが出来ました。
彼女が取得に挑戦しようと思ったキッカケや、後押しとなったこととはどのようなものでしょうか?

働きながら認定看護師の取得に挑戦

働きながら資格の取得
働きながらの認定資格取得へ!

認定看護師の取得では実務研修期間が5年以上ののち、研修課程を受講する必要があります。
すでに看護師として働いている場合の取得が業務にも影響が出てしまうことなどで、なかなか取得に踏み切ることが出来ないという現実的な問題も多くみられます。
実際に働きながら取得を目指す場合には考えなければならない事には
・仕事と講習の両立
・勤務日数・時間の変更
・収入の減少
これらの問題を乗り越え、職場の同僚・家族と相談しながら検討する必要があります。
受講にあたっては費用も発生しますし、夜勤が出来なかったり勤務日数や時間が減ることで収入にも影響が出てきます。
佐野さんも以前から認定看護師の取得に興味がありましたが、これらの問題を乗り越えての取得を考えなければならないので、思い立ってすぐに行動とはいきませんでした。

それでも、資格取得を目指したい!と考えていたときにチャンスが訪れました。
ケアレックスが認定看護師の取得へのフォローを行い、働きながらの取得を一緒に目指せるというものでした。
認定看護師の取得にあたってのフォローには以下のものがあります。

・大学受験費用
・大学入学金、授業料
・入学に必須となる健康診断料
・修了後の審査料
・認定看護師の登録費用
・通学の旅費交通費

さらに在学中の授業や実習は業務扱いとなり、他の社員と同様の休日数も調整しながら取得して、長きに渡る学習期間を一緒に乗り越えて合格を目指していこうという制度です。

費用だけでなく、休日等のサポートもあることで家族との時間も大切に出来るメリットは佐野さんにとってもありがたく、嬉しい提案だったそうです。

私が認定看護師取得を目指す理由

訪問看護を知ってほしい
訪問看護をもっと知ってほしい!

佐野さんが認定看護師の取得を考えるようになったのはケアレックス入社後2~3年が経った頃でした。
日々の業務をこなす中で、訪問看護ステーションで働く魅力や面白みを強く感じるようになってくると、この魅力をもっと同業の仲間や同世代の人にも知ってもらいたいと感じ出したそうです。
そのためにはもっと訪問看護のプロを目指したい!と思い、管理者の立場から見る現場や幅広い業務も率先して取り組んでいました。
そんな日々を送る中で佐野さんの考える「訪問看護のプロフェッショナル」には認定看護師の取得が大切な一歩になるのではないかと思うようになったそうです。

訪問看護師の本当の正解のカタチやこれが出来れば完璧、とあえて具体的な目標は作らずに認定看護師の取得で得られる経験を通じてどんな知識でも訪問看護の仕事に活かす事が出来ればいいと教えてくれました。
例えば、訪問看護の過去の歴史や未来の展望などは実務に直接的に関わるものではありませんが、そこには今後の訪問看護のあり方や価値観など広い視野を持つために、欠かせないものであると考えているそうです。
 

「もっと成長したい!」職場環境が後押しに

仲間がいるから上がるモチベーション
仲間がいるからモチベーションが上がる!

佐野さんが認定看護師の取得を目指したいと思う一番の目標には「成長」があります。
この向上心はケアレックスで日々業務をしている職場環境や周りの先輩からの影響によるものでした。
毎日の訪問看護の業務でご利用者様からいただく笑顔、大変な問題でも一緒に乗り越えることが出来る仲間や先輩のフォローなどを経験して学びを重ねていくと、現状に満足するだけでなく
「もっと良くなる工夫が出来たのではないか?」
と考えられる視野の広がりを感じられるようになったそうです。
多職種との方との関わりがだんだんと広がっていき、多方面からのお話を聞くキッカケも増えたことで、さらにその想いが強まったようです。

具体的に認定看護師の取得を目指そうと考え、既に取得している先輩にも話を聞くことが出来ました。
そこで佐野さんは認定看護師の取得を目指す方々の訪問看護に対するモチベーションの高さに、さらに認定取得への意義を感じたそうです。
訪問看護の現場では制度の詳細の知識や看護の歴史の知識は持っていなくても業務に支障はありません。
訪問看護の仕事に就いている人でも、そこまでの知識を掘り下げて学ぶ必要性を感じていない人もいらっしゃると思います。
多職種の方と連携を取ることが増え、より良い看護を行うためにはそれらの知識も必要なものであるという佐野さんの考えに合致した資格であると感じることが出来たそうです。
そして、この認定看護師の受講の経験を通じて、もっと視野の広い世界を見る事が出来るのではないかと期待感も高まりました。
 

サポートの充実で家族も笑顔で応援

家族も資格取得を応援!
家族も認定看護師の取得を応援!

認定看護師の取得を目指す事が決まった佐野さんにとって、会社のサポートはなくてはならないものです。
普段から仕事と家庭の両立で頑張っている環境に新たに通学を加えることには不安は付き物です。

もし、サポートがなく挑戦することになると今後の生活への不安や職場に対しての負担に対する心配から、勉強への集中力がなくなってしまいます。

取得へのサポートは佐野さんにとっても、支える家族にとっても笑顔で挑戦するための重要なサポーターになりました。
通学に際しての試験勉強をしていた時にも不安な気持ちはなく、むしろ日々の業務にも活かせるような知識も多く、充実した日々を送ることが出来たそうです。

周りの方へ認定看護師の取得への理解を広めたいという思いも強まり、普段の業務もいつもより頑張ることが出来たそうです。
訪問看護師としてのさらなる意識の向上を早くも感じることができますね。
取得期間中でも幅広い業務のサポートが出来る様に、いつも以上に業務にも集中して取り組むことが出来たそうです。
まだまだ取得者の割合が少ない資格ではあるので自分が頑張ることで理解を広めるとともに、目指す「訪問看護のプロ」に近づくためにも有益な経験となりました、と教えてくれました。
 

介護の仕事を知ってほしい!その想いを叶えるために

訪問看護を一緒に広める!
訪問看護を広めるために一緒に頑張る!

佐野さんの認定看護師の資格取得への道はこれからです。
それは将来の大きな目標へのステップを踏み出すための大切な一歩となります。
ケアレックスでは様々な挑戦をするスタッフへ一緒に頑張るサポート体制を整えています。

佐野さんにとっての認定看護師の取得はゴールではなくスタートになります。
これから訪れる超高齢化社会に向けて若い世代に看護の事を知ってほしい!その想いを一緒に育み、成長できる環境を構築することで一緒に社会への貢献を目指していきます。